仕事紹介 時刻・交通の情報に関わる仕事伝統に甘んじず果敢に変化に挑み時刻表の未来を変えていく

松田 斉紀時刻情報事業部
2011年度入社

松田 斉紀 時刻・交通の情報に関わる仕事

歴史ある雑誌のこれからを担う

2018年4月号で創刊93年を迎える『JTB時刻表』。JRをはじめ全国およそ900の運輸会社と連携し、最新の時刻や交通の情報をお客様に届けていく月刊誌です。かつて時刻表は一家に一冊の必需品と謳われ旅行の計画には欠かせないものでしたが、時代の流れとともにその役割は大きく変わってきており、もはや実用書の性格は失われつつあります。掲載されている情報が正確なだけでは、今までのようにお客様に選ばれない……。そんな危機感もあり、2017年11月号において50年ぶりとなる索引地図の全面リニューアルを実施。読者のみなさまからお寄せいただいたご意見も踏まえて、より見やすく使いやすい地図に生まれ変わりました。これからもお客様に選ばれ、喜んでいただける時刻表であるために、90年を超える伝統を尊重しながらも積極的に誌面の変革に挑戦していくのが、私たちの仕事です。

運輸会社の資料
運輸会社の資料をもとにページを作り、校正を繰り返して完成に至ります

時刻表にできるこんなことあんなこと

『JTB時刻表』の制作にとどまらず、時刻表で取り扱う膨大な時刻・交通情報から新たな商品やサービスを生み出していくのも重要な仕事です。たとえば、みなさんも日常的に利用されているであろう、スマートフォンの経路検索アプリ。当社が作成した時刻データを使用している経路検索サービスの会社がいくつもあります。ほかにも、運輸会社から委託を受けて書店販売用や駅配布用のオリジナル時刻表を制作したり、鉄道史におけるさまざまな出来事を一覧できるカレンダーを作ったりと、手掛ける出版商品もいろいろ。また、2017年にはJTBグループの朝日旅行と連携し、寝台列車カシオペアに乗車するツアー旅行や新幹線車両センターの見学会など、旅行商品の企画協力もおこないました。実用的なものから趣味性の高いものまで、時刻と交通にまつわる多種多様なモノ、コト作りを展開しています。

社内の様子
時刻・交通情報を活用した商品とサービスを世に送り出すのは約20名の精鋭たち

担当している仕事 適正な発行部数を見極めろ!流通営業

発行部数は利益の確保を考える上で、とても重要な数字です。無駄は極力抑えたい一方、足りなくなってお客様に本が行き渡らない事態は避けなければならず、同時に競合商品とのシェアを勝ち獲ることも大事な使命です。私が担当しているのは、『JTB時刻表』をはじめとする出版商品の発行部数を設計すること。過去の号や類似商品の販売実績など集められる限りの数字を集めて分析し、今後の市場動向を予測しながら組み立てていきます。発行部数が固まったら取次(出版社と書店をつなぐ販売会社)と交渉して、実際に書店へ送品する部数の承諾を得るのも役目です。根気強く数字を紐解いて部数を理論付けていく忍耐力、ときには思い切った決断力も必要な仕事ですが、目標販売部数を達成したときや、競合商品にシェアで勝ったときの喜びはひとしおです。

パソコン画面
販売実績や競合シェアを調べる際は、書店のデータベースなども駆使します

鉄道旅行の魅力を伝えたい!特集企画

時刻だけでは表現できない鉄道のおもしろさを補完し、お客様を旅へといざなうのが『JTB時刻表』の巻頭に設けられた特集ページ。新しい車両や廃止される路線といった誰もが知りたい旬の話題、ファンが盛り上がる周年行事などのテーマから、チームのメンバーで議論を重ねて掲載内容を決定します。ときには、自治体や鉄道会社とコラボして観光プロモーションを盛り込んだページを企画する場合も……。また、ダイヤ改正や夏の青春18きっぷシーズンなど、より多くの販売が見込める号では、付録をつけることでお客様へのさらなる訴求効果を狙います。私は流通営業担当という立場から、過去の特集が販売部数にどのような影響を与えたか、付録がシェア獲得にどのくらい貢献したかなどを分析した上で、販売部数を少しでも上乗せできる企画を提案できるよう心掛けています。

JTB時刻表の校正
ガイドブックの編集経験を生かし、デザインチェックと校正にも加わります

PRODUCT紹介

  • JTB時刻表

    1925年の創刊号から通巻1,100号を超えるロングセラー『JTB時刻表』

  • オリジナル時刻表

    首都圏の鉄道会社を中心に制作を受託しているオリジナル時刻表の数々

  • カレンダー

    鉄道にまつわる出来事を調べ尽くし、年間すべての日に記したカレンダー

1日の様子

08:30出社

朝が早い取次会社にあわせて……と言いつつ、人が少ない静かな環境のほうが仕事が捗るというのが本音

09:30外回り

取次会社を訪問し、『JTB時刻表』最新号の部数交渉に臨みます。果たして目標部数は了承してもらえるのか!?

13:00お昼

ほぼ毎日、社内でお弁当を食べています。奥さんいつもありがとう

14:00特集ミーティング

メンバーが集まり、それぞれが持ち寄ったアツい企画を披露。激しい議論を経て採用されるのは??

15:30情報収集

取次でヒアリングした情報をまとめつつ、直近号の販売実績や返品状況などを調査。予測どおりに動いているか心配

17:00会議資料作成

集めた大量の数字から部数設計の根拠を探し、社内会議用の資料を組み立てていきます。眼の疲労はピークに

18:30退社

行きつけの店で1杯……ではなく、まだまだ甘えん坊な子どもの遊び相手をするためまっすぐ帰宅!

取次訪問
最新号の部数の命運は私の交渉次第。何度経験しても、取次会社訪問は緊張します
昼食
おいしい愛妻弁当でおなかも心も満タン。残りの仕事もがんばろう!
会議
好奇心をくすぐる斬新な発想を前に、笑顔がこぼれる特集メンバーたち
分析
部数のヒントは思わぬところに……数字は隅々まで見て、あれこれ分析します
所属部署名は、2018年3月1日現在のものです。