Memories of 50 years
るるぶ50年の歴史
世の中の流れ
るるぶの歴史
1912年
ジャパン・ツーリスト・ビューロー設立
1913年
和英文機関紙『ツーリスト』発行開始
1919年
最初の邦文案内書『旅程と費用概算』発刊
![1920](/campaign/rurubu50th/history/img/bg_year_1920.png)
1924年
雑誌『旅』創刊
1925年
『汽車時間表』(後の『JTB時刻表』)創刊
1945年
日本交通公社(JAPAN TRAVEL BUREAU)に改称
1964年
東京オリンピック開催
海外渡航自由化
海外渡航自由化
![1970](/campaign/rurubu50th/history/img/bg_year_1970.png)
1970年
- ・日本万国博覧会(大阪万博)開催
- ・国鉄(日本国有鉄道)が万博後の旅客確保策として「ディスカバー・ジャパン(DISCOVER JAPAN)」キャンペーンを展開
- ・『an・an』(平凡社)創刊
1971年
『non-no』(集英社)創刊
⇒女性のファッションと旅行が結びついた「アンノン族」は社会現象に。
⇒女性のファッションと旅行が結びついた「アンノン族」は社会現象に。
1973年
- ・オイルショック
- ・変動為替相場制へ
![1973](/campaign/rurubu50th/history/img/bg_year_1973.png)
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1973年
『るるぶ』創刊
![1973](/campaign/rurubu50th/history/img/history_1973.jpg)
1973年
『るるぶ』創刊
「るるぶ」は、「見る・食べる・遊ぶ」の語尾をとった造語で、創刊号の編集後記には“るるぶは「見る・食べる・遊ぶ」、そして「知る」「考える」・・・あなたの旅をつくる言葉を、すべて満たす雑誌です”と記されています。
「日本のみならず世界を、この本を携えて元気に旅しましょう」という思いが込められていました。
![1973](/campaign/rurubu50th/history/img/history_1973_popup.png)
丑山 孝枝さん
(OG、元るるぶ情報版編集長、旅の別冊『るるぶ』創刊当時の編集部に在籍)
―創刊号の『るるぶ』を拝見しました。とってもおしゃれですね。
『るるぶ』は創刊当時、ビジュアル面を重視してメイン記事を写真主体で構成していました。有名なカメラマン、モデルを起用し、デザイナーさん、イラストレーターさんも実績のある方々に依頼しました。私は当時新入社員で、先輩方に教えていただきながら取材執筆などの経験を積みましたが、原稿受取りのお使いも楽しんだものです。
―どういうコンセプトで創刊されたのでしょうか?
『旅』は男性読者の多い雑誌でしたが、『るるぶ』は若い女性がターゲットでした。
終戦から30年ほどが経ち世の中も落ち着いてきて、1970年代になると職業に就く女性も増えていました。旅行のために自分のお金を使える時代になって、旅行・遊びの気運が高まってきた時期でした。
『anan』『non-no』といった若い女性向けの雑誌が世の中に出始めていたので、それらにも注目して、『旅』には含まれない読者層を獲得するために、若い女性に支持される雑誌を発行することにしたのだと思います。
『るるぶ』の雑誌名のように、「見る、食べる、遊ぶ」をはじめ行動的な若い女性に選んでいただけるよう、読者が好む誌面づくりをテーマにしていました。当時の編集長から「君たちのような若い女性が好む雑誌にしなければならない」と聞かされていました。
また、新雑誌の宣伝のために他部署の方たちに「通勤時には表紙が見えるように手で持って、電車に乗ってください」と協力を仰いだのも懐かしいです。
終戦から30年ほどが経ち世の中も落ち着いてきて、1970年代になると職業に就く女性も増えていました。旅行のために自分のお金を使える時代になって、旅行・遊びの気運が高まってきた時期でした。
『anan』『non-no』といった若い女性向けの雑誌が世の中に出始めていたので、それらにも注目して、『旅』には含まれない読者層を獲得するために、若い女性に支持される雑誌を発行することにしたのだと思います。
『るるぶ』の雑誌名のように、「見る、食べる、遊ぶ」をはじめ行動的な若い女性に選んでいただけるよう、読者が好む誌面づくりをテーマにしていました。当時の編集長から「君たちのような若い女性が好む雑誌にしなければならない」と聞かされていました。
また、新雑誌の宣伝のために他部署の方たちに「通勤時には表紙が見えるように手で持って、電車に乗ってください」と協力を仰いだのも懐かしいです。
―女性向けの企画で当たったもの、印象的だったものはありますか?
創刊号の「ひとり旅」などは当時としては画期的なものだったと思います。
旅行ブームの半歩先の企画に取り組むのが理想、この企画に限らず少し先取りしたテーマを採り入れられるように意識して企画にあたりました。
旅行ブームの半歩先の企画に取り組むのが理想、この企画に限らず少し先取りしたテーマを採り入れられるように意識して企画にあたりました。
―イラストマップやモデルコースなど、いまも『るるぶ』の特徴と言われているものも当時からあったのですね。
イラストマップは当時はまだ珍しい手法だったと思います。分かり易さが良かったのでしょう、読者にとても好まれましたね。モデルコースも月刊のころからだったでしょうか、力のあるライターさんやイラストレーターさんが詳細に取材をして、そのエッセンスをもとに原稿を作っていただきました。読者から「るるぶが勧める旅がしたい」「モデルコースを参考に充実した旅になりました」という声がたくさん寄せられました。『るるぶ』は1年目は季刊でしたが、好評を得て2年目は隔月刊、3年目に月刊になりました。
1976年
『るるぶ』隔月刊から月刊に
1978年
新東京国際空港(成田空港)開港
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1984年
るるぶ情報版通巻第1号『るるぶ京都』発行
![1984](/campaign/rurubu50th/history/img/history_1984.png)
1984年
るるぶ情報版通巻第1号『るるぶ京都』発行
![1984](/campaign/rurubu50th/history/img/history_1984_popup.png)
鳥澤 誠さん
(OB、元JTBパブリッシング常務取締役、るるぶ情報版編集長などを歴任)
―通巻第1号の『るるぶ情報版京都』の発行当時、編集部に在籍されていたそうですね。AB判という珍しい判型はどのように生まれたのでしょうか?
『るるぶ京都』のほか、同時期に『るるぶ白い北海道』『るるぶ東京ユニークショップガイド』などを発行しました。
当時、女性誌やファッション誌の隆盛により、雑誌はカラーグラビアの時代になっていました。それまで旅行ガイドブックは、A5判以下のハンディサイズが主流でしたが、写真をより美しく見せるためには大判の雑誌スタイルがいいと考えました。また、女性向けのガイド誌を目指したので、ハンドバッグに入るサイズ、軽く薄く、丸めて持ち歩けるようにしたい…などと考え、コストとグラフィック、情報量など、試行錯誤の結果、それらを最大限に生かせるのが、他社の一部で使われていたAB判でした。
当時、女性誌やファッション誌の隆盛により、雑誌はカラーグラビアの時代になっていました。それまで旅行ガイドブックは、A5判以下のハンディサイズが主流でしたが、写真をより美しく見せるためには大判の雑誌スタイルがいいと考えました。また、女性向けのガイド誌を目指したので、ハンドバッグに入るサイズ、軽く薄く、丸めて持ち歩けるようにしたい…などと考え、コストとグラフィック、情報量など、試行錯誤の結果、それらを最大限に生かせるのが、他社の一部で使われていたAB判でした。
―初期の「るるぶ情報版」は『るるぶワープロ大研究』『るるぶ産地直送うまいもの便』など旅行にとらわれない商品がありますね。
本流の旅行ガイドブックの各シリーズが確立していたので、自由に発想し、いろいろな企画でチャレンジしていました。
そういう意味では、「るるぶ情報版」創刊当時からすでに「見る・食べる・遊ぶ」以外の分野にも進出していたといえます。
そういう意味では、「るるぶ情報版」創刊当時からすでに「見る・食べる・遊ぶ」以外の分野にも進出していたといえます。
―今では全国47都道府県、海外にまで広がった「るるぶ情報版」ですが、どのように拡大していったのでしょうか?
1987年にるるぶ情報版編集部が国枝編集長の下に発足し、私は副編集長でした。当時は、海外版第1号の『香港・マカオ』を含めて年間15冊ほどのエリア版発行でした。
1991年、私が編集長になった頃、先輩の小柳主査が地域協力推進室長となり、全国の自治体等と協力して、地方を活性化させる取り組みの一つとして「るるぶ情報版」の発行を仕掛け始めました。当時まだ「地方創生」「地域活性化」という言葉はなかったですが、小柳さんは「地域活性化」と「るるぶ」をつなげた人です。「るるぶ情報版」の「全都道府県制覇!」を掲げて全国行脚し、私も編集長として、たびたび同行をしました。その目標は1997年、『るるぶ鳥取’97‐98』によって達成されました。
1991年、私が編集長になった頃、先輩の小柳主査が地域協力推進室長となり、全国の自治体等と協力して、地方を活性化させる取り組みの一つとして「るるぶ情報版」の発行を仕掛け始めました。当時まだ「地方創生」「地域活性化」という言葉はなかったですが、小柳さんは「地域活性化」と「るるぶ」をつなげた人です。「るるぶ情報版」の「全都道府県制覇!」を掲げて全国行脚し、私も編集長として、たびたび同行をしました。その目標は1997年、『るるぶ鳥取’97‐98』によって達成されました。
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1987年
るるぶ情報版・初の海外版
『るるぶ香港 マカオ 広州 桂林』発行
『るるぶ香港 マカオ 広州 桂林』発行
![1987](/campaign/rurubu50th/history/img/history_1987.png)
1987年
るるぶ情報版・初の海外版
『るるぶ香港 マカオ 広州 桂林』発行
『るるぶ香港 マカオ 広州 桂林』発行
1989年
昭和から平成へ(1月8日)
消費税スタート(3%)
消費税スタート(3%)
1990年
花の万博開催
1990年
月刊るるぶで江國香織さん「きらきらひかる」の連載スタート
1995年
るるぶ情報版通巻1000号『るるぶ伊豆 箱根』発行
![1995](/campaign/rurubu50th/history/img/history_1995_1.png)
1995年
新シリーズ「るるぶっく」発行
![1995](/campaign/rurubu50th/history/img/history_1995_2.png)
1997年
『月刊るるぶ』休刊
1997年
『るるぶ鳥取』発行により、全都道府県制覇!
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1998年
『るるぶじゃぱん』創刊
![1998](/campaign/rurubu50th/history/img/history_1998.png)
1998年
『るるぶじゃぱん』創刊
![1998](/campaign/rurubu50th/history/img/history_1998.png)
![2000](/campaign/rurubu50th/history/img/bg_year_2000.png)
2001年
株式会社ジェイティービー(JTB Corp.)に改称
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2001年
「るるぶ.com」スタート
![2001](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2001.png)
2001年
「るるぶ.com」スタート
2001年
るるぶ情報版通巻2000号『るるぶ北海道』発行
2004年
㈱JTBパブリッシング設立
2004年
るるぶmobileサービススタート
2005年
るるぶ情報版通巻3000号『るるぶ京都を歩こう』発行
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2007年
「るるぶトラベル」スタート
2007年
「るるぶトラベル」スタート
2009年
「るるぶmobileアプリ」MCPCaward2009奨励賞受賞
『ポケットるるぶ 東京』『ポケットるるぶ 京都』配信開始
![2010](/campaign/rurubu50th/history/img/bg_year_2010.png)
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2010年
るるぶ情報版通巻4000号『るるぶ沖縄』発行
発行点数世界最多の旅行ガイドブックシリーズとしてギネス世界記録™に認定
![2010](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2010.png)
2010年
るるぶ情報版通巻4000号『るるぶ沖縄』発行
発行点数世界最多の旅行ガイドブックシリーズとしてギネス世界記録™に認定
![2010](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2010_popup.png)
2011年
東日本大震災
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2011年
カスタム出版(るるぶ特別編集)スタート
![2011](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2011.png)
2011年
カスタム出版(るるぶ特別編集)スタート
2012年
東京スカイツリー開業
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2013年
『るるぶ薄桜鬼』発売
![2013](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2013.png)
2013年
『るるぶ薄桜鬼』発売
![2013](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2013_popup.png)
二上 香純さん
(『るるぶ薄桜鬼』編集担当。現・ソリューション事業本部 企画・制作部)
―‘コラボるるぶ’のヒット商品『るるぶ薄桜鬼』は、どのような経緯で企画されたのでしょうか。
当時、テレビCMで乙女ゲームというものがあることを知り、好奇心から色々調べていたところ「薄桜鬼」にたどり着きました。新選組の史実が組み込まれた恋愛ストーリーですが、歴史好きの私でも面白く、絵も綺麗で魅力的でした。また、ストーリーの中に実在する観光スポットが結構出てくるので、聖地巡礼ガイドを出したら面白そう、と思ったことがきっかけです。
それまでもマンガや歴史書などとコラボした新選組の聖地巡礼ガイドはあったのですが、情報量が少なかったり、堅い内容の読み物だったり、それだけでは旅行できない内容でした。『るるぶ』ならもっと充実したガイドにできるのにと思ったのと、実用的な本をつくって旅行してもらえれば、現地の観光振興のきっかけにもなるのでは?と思ったのです。
それまでもマンガや歴史書などとコラボした新選組の聖地巡礼ガイドはあったのですが、情報量が少なかったり、堅い内容の読み物だったり、それだけでは旅行できない内容でした。『るるぶ』ならもっと充実したガイドにできるのにと思ったのと、実用的な本をつくって旅行してもらえれば、現地の観光振興のきっかけにもなるのでは?と思ったのです。
―当時、ゲームとのコラボは斬新なアイデアでした。企画はすんなり通ったのでしょうか?
社内の編集会議参加者は全員「薄桜鬼」を知りませんでしたので、企画を通すためにSNSなどを通じてファンの方に教えてもらったり、実際にイベントに参加して市場調査をしたりして、参考になりそうな数字を片っ端から集め、会議でプレゼンしました。「薄桜鬼」ファンは非常に熱量が高かったので、面白ければ絶対に買ってもらえる、なんなら保存用などで複数冊買ってもらえるはず!と確信していました。
―制作において、工夫されたことを教えてください。
『るるぶ』の読者対象は老若男女ですが、『るるぶ薄桜鬼』の場合は恋愛ゲームや新選組という、もの凄くコアな読者対象。それまではコラボ商品であっても、観光スポットに目がいくような誌面デザインでしたが、キャラとそのセリフが一番目立つようにしました。難しかったのは写真の撮り方です。読者の想像力を使ってキャラと一緒にいるような世界を再現したかったのですが、ゲームのスチルと同じ角度の写真を載せても、最近のゲーム映像は写真のように綺麗で、誌面には同じ写真が2つ並んでいるように見えてしまいます。例えば、隊士の稽古場であった壬生寺なら、建物だけでなくその前の広場も入れることで、この辺りで稽古をしてたのかな?と想像して楽しめるようにしました。
―当時の反響はいかがでしたか?
発売前からファンの方がツイッターなどで、『るるぶ薄桜鬼』の二次創作マンガなどを描いたり、表紙の絵のコスプレをして盛り上げてくれたことは、それまでにない経験でした。実際にガイドブックを使って旅行してくれた読者の方もたくさんいて、掲載地で『るるぶ薄桜鬼』を使ったイベント開催などがされたことは嬉しかったです。
また、『るるぶ』は書店の旅行ガイドコーナーにありますが、この本をきっかけにアニメやゲームのコーナー、アニメイトなどの専門店やアニメ系の電子書籍サイトで『るるぶ』が取り扱ってもらえるようになりましたね。
また、『るるぶ』は書店の旅行ガイドコーナーにありますが、この本をきっかけにアニメやゲームのコーナー、アニメイトなどの専門店やアニメ系の電子書籍サイトで『るるぶ』が取り扱ってもらえるようになりましたね。
2015年
訪日外国人向けの旅行ガイドブック『OMOTENASHI Travel Guide』発行
![2015](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2015.png)
2016年
訪日外国人旅行者数2000万人突破
2016年
るるぶ情報版通巻5000号『るるぶ京都を歩こう』発行
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2017年
「るるぶキッチン」オープン
![2017](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2017_1.png)
2017年
「るるぶキッチン」オープン
青木 洋高さん
(るるぶキッチン事業開発。現・ソリューション事業本部 交流プロデュース部マネージャー)
―「るるぶキッチン」はどのようなお店ですか?
ずっと「旅行の需要を創造したい」という思いが自分の中にありました。『るるぶ』のようなガイドブックは基本的には行先を決めた人が購入するものですが、その手前、「旅行をしよう」という思いを喚起したかったというか。その地域のことについて知らない人に興味を持ってもらう、ゼロからイチのスイッチを押す場所として「るるぶキッチン」を作りました。
『るるぶ』の編集者は日々、全国各地、そして世界中に取材に行き、旬の情報を集めています。これまではその情報を本やWebにアウトプットしてきました。この情報をリアルにタイムリーにお客様に届けたいという思いで、地域とお客様を直接つなぐことができる飲食店にしました。私たちは「るるぶキッチン」をリアルメディアととらえ、従来の紙、Webに続く、第3のメディアとして、お店を“編集”しています。
『るるぶ』の編集者は日々、全国各地、そして世界中に取材に行き、旬の情報を集めています。これまではその情報を本やWebにアウトプットしてきました。この情報をリアルにタイムリーにお客様に届けたいという思いで、地域とお客様を直接つなぐことができる飲食店にしました。私たちは「るるぶキッチン」をリアルメディアととらえ、従来の紙、Webに続く、第3のメディアとして、お店を“編集”しています。
―2020年に店舗を赤坂から新宿に移設し、拡大リニューアルをしましたね。
コロナ禍の移転だったので飲食店にとっては逆風と思われますが、逆に地域の期待は大きかったですね。1階の「何方此方」は角打ちスタイルの立ち飲みであり、食のデパートでもある、というコンセプトが気に入っています。300以上の各地のおいしいものが揃っていて、しかもその場で食べられる、というのはなかなかないと思います。商品選定を含め準備が本当に大変で、オープンした時は嬉しかったですね。
―PB商品の開発もされていますね。
地域の魅力を発信することから、地域で発信できる魅力を一緒になって作る、そんなことをしてみたかったんです。全国各地で作られている「本物」の食・食材を私たちが発掘し、PB商品として、その価値や魅力を消費者の方にお届けする。その第1弾は『りんごよりリンゴな林檎ジュース』です。この林檎ジュースを飲んだ時には、体中に電流が走りました! 本当にりんごを食べているみたいで。青森県弘前市の岩木山麓で収穫されたりんごを厳選し、「プレス式搾汁法」という、りんごの良いところだけを絞り出す方法で、りんご本来の味を引き出しているんです。また、2023年4月からはブランド化を支援している富士市のほうじ茶を活用したガパオライスやスイーツの販売を予定しております。商品開発を通して、地域の魅力が顕在化され、広く伝わることを期待しています。
2017年
『るるぶ都道府県いちばんかるた』発行
![2017](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2017_2.png)
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2018年
「るるぶ&more.」スタート
![2018](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2018.png)
2018年
「るるぶ&more.」スタート
2019年
平成から令和へ(5月1日)
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2019年
「るるぶKids」スタート
![2019](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2019.png)
2019年
「るるぶKids」スタート
![2019](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2019_popup.png)
![2020](/campaign/rurubu50th/history/img/bg_year_2020.png)
2020年
「知る・つくる・学ぶ」を新機軸として定義
![2020](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2020.png)
竹地 里加子さん
(現・ライフスタイルメディア編集部長)
―‘新機軸るるぶ’の主力として成長を続ける児童書商品。その土台作りは約10年前から始まっていました。当時の方針やエピソードなどを伺えますでしょうか。
2013年に商品企画部門の編集長として着任した時点で、すでに学習ポスター『キッズレッスン』や未就学児用の小型絵本などの児童書商品は発行していましたが、必ずしも売れているわけではなく、このジャンルの制作方針が定まっていませんでした。
そこで、営業担当者と一緒に児童書に強い書店員さんを訪ねてヒアリングをし、トレンドや書店での売れ方などを徹底的に学びました。また、多くの書店の児童書売り場を回って自分たちの眼でどのように置かれているか、売れているかを研究し、販売データなどを調べ、トライ&エラーで商品作りに反映していきました。そのリサーチのなかで、書店で売られている玩具に着目し、誕生したのが『るるぶ都道府県いちばんかるた』です。2017年の発売ですが、児童書ジャンルでは初のヒット商品となりました。
そこで、営業担当者と一緒に児童書に強い書店員さんを訪ねてヒアリングをし、トレンドや書店での売れ方などを徹底的に学びました。また、多くの書店の児童書売り場を回って自分たちの眼でどのように置かれているか、売れているかを研究し、販売データなどを調べ、トライ&エラーで商品作りに反映していきました。そのリサーチのなかで、書店で売られている玩具に着目し、誕生したのが『るるぶ都道府県いちばんかるた』です。2017年の発売ですが、児童書ジャンルでは初のヒット商品となりました。
―JTBパブリッシングならではの、児童書商品の特徴やアピールポイントはありますか?
長年『るるぶ』をはじめとした旅行ガイドを制作してきた編集の実績と知見がありますので、日本各地の魅力を紹介した商品が充実しています。写真やイラストなどのビジュアルが美しく、情報が充実しているのも特徴です。「都道府県」ごとに紹介する商品は特に人気で、『るるぶ都道府県いちばんかるた』のほか、『るるぶ 地図でよくわかる 都道府県大百科』『るるぶマンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県』とシリーズを拡大しています。『るるぶ』と「都道府県」の相性がよいのでしょうね。
―注目の商品や、今後の展開などについて教えてください。
現在、『るるぶマンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県』からはじまった『マンガとクイズで楽しく学ぶ!』シリーズが全12点となり、これからも続々と新刊を発行する予定です。このシリーズの推薦者である「佐藤ママ」こと佐藤亮子さんは、“知識を増やすことが教養豊かな人間に育てる基本”とおっしゃっていて、未来を生きていく子どもたちの基本となる知識を、このシリーズで学べるようになったらいいですね、と背中を押していただいています。『るるぶ』ならではのワクワク感を盛り込むことで、楽しんでページをめくるうちに自然と知識を得てもらえるのではないかと思います。
今や自宅にいながら世界中の風景を見ることができる時代ですが、空気や匂い、味、現地の方とのコミュニケーションなど、旅でしか得られないことがたくさんあります。子どもたちに日本や世界のすばらしさを『るるぶ』商品で感じ取ってもらうことで、旅好きな子どもたちが増えてほしいですね。
今や自宅にいながら世界中の風景を見ることができる時代ですが、空気や匂い、味、現地の方とのコミュニケーションなど、旅でしか得られないことがたくさんあります。子どもたちに日本や世界のすばらしさを『るるぶ』商品で感じ取ってもらうことで、旅好きな子どもたちが増えてほしいですね。
2021年
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催
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2021年
『るるぶ宇宙』発行
![2021](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2021.png)
2021年
『るるぶ宇宙』発行
![2021](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2021_popup.png)
2022年
るるぶ情報版通巻6000号『るるぶホノルル』発行
![続々とコラボ本を発行](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2022.png)
![2023](/campaign/rurubu50th/history/img/bg_year_2023.png)
![2023年るるぶ50周年 Thank you!! ともに世界を広げよう!](/campaign/rurubu50th/history/img/history_2023.png)
コロナ禍においては旅行プラス「知る・つくる・学ぶ」という新機軸商品を生み出し、時代のニーズとともにWEBやリアル店舗といったメディアの形態を進化させながら、情報発信をしてまいりました。この先も『るるぶ』をよろしくお願いいたします。