日本画家・堀文子の百寿を記念して、『堀文子 画文集 花ごよみ』を2018年9月8日(土)に発売します。
本書は2018年7月に百寿を迎えた日本画家・堀文子の最新画文集です。代表作「幻の花 ブルーポピー」や最新作「紅梅」を含む82点の作品を完全収録。「私には一貫した画風はない」と語る堀文子が、咲いては散り、枯れては芽吹く、花や草木の一瞬の美しさ、旅先の風景から受けた感動を鮮やかに描きます。ファン待望の完全保存版となる一冊です。
<著者:堀文子>
1918年東京生まれ。日本画家。女子美術専門学校(現女子美術大学)卒業。1952年、第2回上村松園賞受賞。1987年、第36回神奈川文化賞受賞。1987年より約5年間イタリアに在住。1992年、イタリアにて個展開催。1995年からアマゾン、マヤ遺跡、インカ文明を訪ね、1999年にヒマラヤを取材、代表作「幻の花 ブルーポピー」を発表する。鋭い眼差しで自然、歴史、生命の根源を見つめ続け、その美しさや不思議を描きたいという一心で、独自の世界を表現し続けてきた。2018年から2019年にかけて、100歳を記念した回顧展が全国各地で開催される。
本書の特徴
◆季節ごとに章を立て、著者がその季節に出合った花・草木を描いた作品を紹介
<各章のタイトルと主な掲載作品>
1)春のきざし…「紅梅」「辛夷咲く」「藪椿」
2)華やぐ春…「瑠璃草、桜草の咲く春の庭」
3)若葉満ちて…「どうだんつつじと雪の下」「白山吹と雑草」
4)雨露にぬれて…「花菖蒲」「どくだみ 露草 姫小判草」「紫陽花」
5)夏盛り…「蓮」「フシグロセンノウと唐松草」「桔梗」
6)秋草に親しむ…「萩」「赤のまんま」「菊」
7)色づく秋…「華やぐ晩秋」「落葉松の落葉」
8)冬の訪れ…「冬枯れの萩の姿」「秋炎」「水仙」
◆画題となった植物の解説付き
各章で掲載した作品の画題となった植物の花期や大きさ、特徴を簡潔に解説しています。
◆国内、海外の旅先で出会った花景色を描いた作品も紹介
最終章では、代表作「幻の花 ブルーポピー」「トスカーナの花野」のほか、「花の吉野山」など国内の風景を描いた作品も紹介しています。
◆百寿を彩る珠玉のことば
堀文子の鋭い観察眼、凛とした潔い生きざまや人生観をぎゅっと凝縮した珠玉の言葉を厳選。
書誌概要
【書名】『堀文子 画文集 花ごよみ』
【定価】4,000円(税別)
【発売日】2018年9月8日(土)
【仕様】A4変型、本誌128ページ
【発行】JTBパブリッシング
【販売】全国の書店
本件に関するお問い合わせ先
JTBパブリッシング
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