JTBパブリッシング

TOPICS
2022年11月17日

~鉄道開業時から現在まで150年の集大成~ 国鉄・JR・第三セクターの全9745駅の変遷を1冊に 『駅名来歴事典 国鉄・JR・第三セクター編』 2022年11月21日(月)発売

駅名来歴 ~駅名・線名・距離の移りかわり~

1872年(明治5年)品川~横浜(現・桜木町)間の鉄道開業から150年。どのように日本全国に鉄道が延伸、繁栄していったのか、路線ごとに来歴を掲載し、各路線の駅、全9745駅を網羅しました。単に「駅」の変遷を載せるだけではなく、現存する駅の他、廃止された駅や信号所に至るまで記載し、かな駅名や駅間の営業キロ、累計距離も併記しています。距離の表記では、1930年(昭和5年)4月1日以前まで用いられてきたマイル表示からkm表示に改めた日(メートル法実施日)の距離や1987年(昭和62年)4月1日のJR発足時の距離も記載しており、駅の移転や路線の付け替えなどの営業キロの変遷もたどることができる一冊となっています。

地図・線名・社名・駅名から調べられる豊富な索引

この事典には「駅名来歴」を調べるための豊富な索引を用意しています。会社名や線名を知っている場合は「あいうえお順 線名社名索引」、駅名を把握している場合は「あいうえお順 駅名索引」から調べることができます。
また、地域や場所が分かっている場合は、視覚的に探せるように「索引地図」も用意しました。JTB時刻表ユーザーであれば見慣れている「JTB時刻表」の「索引地図」をベースに、今回の事典用に貨物線や廃線、信号所や貨物駅も加えた地図を作成し、路線番号を調べられるように工夫をしました。

『JTB時刻表』2022年10月号の索引地図上に廃線や貨物線も加えて、全路線を視覚的に調べやすい

鉄道年表 ~150年のあゆみ~

1859年(安政6年)の横浜開港から鉄道開業に至る経緯など路線ごとの歴史に加え、鉄道を中心とした通史を付加した全62ページに及ぶ国鉄・JR・第三セクターの年表は、日本全国の鉄道の開通状況を俯瞰できる仕様になっています。日本の繁栄と鉄道の繁栄との密接な関係を年代ごとに見て取ることができます。

鉄道史研究に欠かせない資料も多数収録

国鉄・JR以外にも、第三セクターやJR貨物の営業キロ一覧やICカードの普及率などの情報、旧暦と西暦日の対応表など研究に必要となる資料を収録しました。
<一例>
 ・国鉄・JR・第三セクターの営業キロ総括表
 ・線路名称順 線名社名・営業キロ一覧
 ・JR駅・私鉄駅へのICカード導入日/IC会社 非IC会社 総括表
 ・JR貨物の営業キロ・駅数の推移1987~2022年
 ・旧暦1日・晦日と、西暦日の対応表1868~2022年

著者 石野 哲(いしの てつ)

1949年(昭和24年)年静岡県舞阪駅前に生まれ、1967年(昭和42年)4月上京。大学の学生寮にて、先輩の持っていた時刻表を初めて見て、たちまちそのとりことなる。1971年(昭和46年)年3月31日営団千代田線大手町→霞ケ関乗車で、国私鉄全線走破達成。翌日㈱日本交通公社に入社。この日、京王よみうりランドと泉北泉ケ丘延伸で、1日にして全線走破記録破れる。同5月有楽町支店に配属。3年後の4月、出版事業局( 現 JTBパブリッシング) 時刻表編集部に異動。以後、70歳までほとんど時刻表編集部。駅名地名研究家。著作に単行本『時刻表名探偵』(1979年日本交通公社出版事業局刊)。

書誌概要

【書 名】『駅名来歴事典 国鉄・JR・第三セクター編』 
【定 価】6600円(10% 税込) 
【発売日】2022年11月21日(月) 
【仕 様】B5判/上製本・ケース付/全352ページ
【発 行】JTBパブリッシング 
【販 売】全国の書店、ネット書店

電子書籍でも『駅名来歴事典 国鉄・JR・第三セクター編』希望小売価格:6000円(税別)を、主要電子書籍書店にて同時発売します。

お問い合わせ先

JTBパブリッシング
広報・ブランド戦略チーム pr-team@rurubu.ne.jp