『鉄道廃線跡を歩く』は、キャンブックスシリーズの一つとして、1995年に発行いたしました。
全国各地から選んだ廃線を探訪するルポ60本から構成された本書は、巻頭には作家の宮脇俊三氏（1926～2003）が実踏取材の紀行文を寄せ、また廃線・駅などに関するデータを収録するなど、読みごたえと資料性のある内容でした。鉄道ファンの域を超えて好評を博し、第1巻は12刷・10万部以上のベストセラーとなり、その後も2003年までに全10巻を発行しています。
JTB時刻表編集部では、『JTB時刻表』創刊100周年を機に発足した「JTB時刻表ファン倶楽部」のイベントとして、JTB時刻表元編集長・石野哲氏のガイドによる鉄道廃線跡ウォーキングツアーをこれまで7本催行、人気コンテンツとなっています。リピーター参加も多く、廃線跡探訪の人気が健在であることを実感しています。
このたびは、『鉄道廃線跡を歩く』全10巻のうち絶版となっていたⅠ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ・Ⅷ、計６点を、プリントオンデマンドにより復刊いたします。
※各図書を発行当時の内容のまま復刊していますが、表紙カバーが一体となったソフトカバー版です。